今回はダイワスカーレットがもっとも1着に近いのでは無いでしょうか。対するウォ
ッカにしてもこれまでのレースの結果を見ても、強さの証明である“前残り”で3着
以内の連対で絡んでくるでしょう。そのウォッカに対して、ダイワスカーレットは4
戦のうち3つ勝っています。また注目されているディープスカイも迷った末に天皇賞
に来ました。3歳馬の斥量の有利さもあって連対に絡んでくるに留まるかと考えます。
そのダイワスカーレットですが、今回の天皇賞は休み明けの一戦のため、現場は実際
以上の大きな不安を抱えていることは間違いありません。そこで、注目したいのはド
リームジャーニー。 3歳春の日本ダービーではウォッカとコンマ1秒差の鋭い末脚か
ら33秒1で駆け抜けていきました。 しかもこの馬は、社台ファームの系統である白老
ファーム生産です。前走も含めて、ここ最近のレースは、ノーザンファーム産の馬が
勝っていますし、1000万馬券の秋華賞では、 1〜3着まで社台系の産駒でした。
さらに春からの重賞はほぼ社台が勝ちました。注目しないわけにはいきません^^
京都大賞典や宝塚記念など2000m以上のレース出走組と比べて、毎日王冠組は天
皇賞での連対率の低さがよく言われますが、アサクサキングスやウォッカなどがそれ
に該当します。またウォッカは岩田から、“勝てない”武豊に騎乗替えした影響を考
えて、連対絡みに留まるかと考えます。
ここで、 馬主の近藤利一さんが公言しているように毎度天皇賞一本でアドマイヤ勢、
なかでも、アドマイヤモナークに期待できそうです。
さらに近藤さんの奥さんは近藤英子さん。前回の菊花賞をオウケンブルースリで勝っ
た音無厩舎のカンパニーの馬主です。
メイショウサムソンは結局出走しませんが、秋の天皇賞は2000mながら通例スピ
ード展開が見られません。そんな中、ダイワスカーレットらの強力馬らの“前残り”
のお互いにけん制するレース展開のなか、今回参戦することとなったぺリエ騎乗のト
ーセンキャプテンも何やら不気味です。
●第11レース 天皇賞(秋)オープン G1 2千メートル(東京 芝左・17頭)
発走15:40 前日場外17:00まで
(1)1アサクサキングス 58藤岡佑
(1)2ディープスカイ 56四 位
(2)3エアシェイディ 58後 藤
(2)4アドマイヤモナーク 58岩 田
(3)5サクラメガワンダー 58福 永
(3)6エリモハリアー 58吉田豊
(4)7ダイワスカーレット 56安藤勝
(4)8ポップロック 58内 田
(5)9アドマイヤフジ 58川 田
(5)10キングストレイル 58北村宏
(6)11ハイアーゲーム 58柴田善 ⇒ ブリンカ装着馬
(6)12タスカータソルテ 58ルメール
(7)13オースミグラスワン 58蛯 名
(7)14ウオッカ 56武 豊
(8)15トーセンキャプテン 58ペリエ
(8)16カンパニー 58横山典
(8)17ドリームジャーニー 58池 添
上記のように非常に手短な予想及びその考え方の一旦を書いてみましたが、実際には、
ネット上の競馬予想屋のデータ主義的な手練手管がなくとも、的中することができる
はずです。つまり当日の馬場状態や馬の状態、追いきりなどの調教の奇跡を抑えれば、
大きく外すこともないと断言できます。
勿論、地方開催であれば、その地方厩舎の馬(福岡であればトーセン系統の馬といっ
たように)、大きなレースであれば若手はベテランに勝ちを譲る・・・といった見方も抑
えておく必要があります。
秋華賞のようなトライアルでも最近では社台系は外せないことから、当然に抑えてお
くものですが、 結果社台系でワンツーフィニッシでブラックエンブレムの高配当を、
菊花賞にしてもオウケンブルースリですんなり◎に。 ◎にできなくとも、少なくとも
△ないし▲程度で抑えることができるはずです。